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今日は一日のなかで四季があるような天気でしたね。 暑いんだか寒いんだか、雨なんだか晴れているんだか。 夕ごはん *お土産でいただいた小田原の干物 *冷しゃぶサラダ *ブロッコリーとトマトのサラダ *大根、にんじん、シイタケの煮物 夫が遅かったので先に。 *鮭のクリームシチュー *ナメコとじゃがいものソテー *パプリカの粉チーズソテー *モヤシとツナのあえもの ご飯を炊いたはいいけれど、シチューだからパンにする?というどっちつかずの食卓 また小学校で読みきかせをしてきました。 上の娘のいる6年生のクラス。 今回は「一房の葡萄」(有島武郎)を読もうと思って図書館から借りてきたところ、 「そのお話、道徳の教科書に載っているよ。」と指摘されたので急遽とりやめ、いっしょに載っていた「なしの実」(小山内薫)というお話を読むことにしました。 大正五年に出版されたものです。 こんなお話です。 主人公の男の子が、ばあやと一緒にお祭りに行った時のこと、 「なんでもしてみせます。」と言う大道芸人をみかけました。 「なんでもできるというのなら、なしの実を取って来い」と見物人に言われました。 時期は冬。大正時代には冬になしはありません。 大道芸人のおじいさんは、天に綱を投げ、かたわらにいた孫の男の子に 「登っていって、天の庭からなしの実を盗んでこい」と告げます。男の子はスルスルと天に登ると、なしの実を投げてよこします。 ところが、綱が落ちてきたのに、男の子の姿が見えません。 と、思うといきなり男の子の頭がドサッと落ちてきました。 見物人が驚いていると、手足胴体も落ちてきました。 大道芸人のおじいさんは 「ああ、孫は天の庭の番人に見つかって殺されてしまったにちがいない。かわいそうに。」と泣きながら、見物人から銭を集めます。 見物人はかわいそうに思い、皆ありたけのお金を渡しました。 すっかり集め終わると、そばにあった箱の中から、男の子が元気に飛び出しました。 なんとまあ、シュールなお話。 これが大正時代鈴木三重吉が主幹していた童話の雑誌「赤い鳥」からのものなので、文章が上手くて臨場感があるんです。とくに、男の子のバラバラ死体が落ちてくるあたりは、読んでいる私も怖くなってしまうくらい。 クラスの子どもたちはシーンとして、聞き入っていました。中には顔を伏せたり、耳を覆ったりしている女の子もいました。 「いいのか、朝からこんなに怖がらせて?」と読んでいる途中で、やめてしまおうかとも思ったのですが、最後まで読まないといっそう怖いので、最後まで読み通しました。 我ながらこんなお話を選んでしまったことをちょっと後悔したんですけどね。 何のために読んでいるんだかわからないし。 ですが、読み聞かせの先輩のお母さんから、 「読書っていうのは無駄なのよ。時間の無駄、労力の無駄。 だけど、大人が時間や労力を費やして無駄なことを子どもたちのためにやってあげるということが、良いことなのよ。」 と聞いたので、 こういう無駄もありかな、と。 娘によると、読み聞かせが終わった後 「詐欺だろ。」とか「わけわかんない。」というつぶやきが多かったそうです。 「ママの読んだ後は、他のお母さんが読んだ時より、ブツブツいう子が多いのよね。」 そうでしょ、毒にも薬にもならないお話を読んでもつまらないから。モヤモヤっとしたものが残る方がいいのよ。 レシピブログランキングに参加しています。 下のバナーをクリックしてくれると嬉しいです♪ ↓
by zondag_y
| 2010-05-27 22:54
| 毎日の夕ごはん
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