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私は物事にあまりこだわりのないほうです。 スポーツを始めるときも形から入ることはまずないし、 これでなきゃという愛用品もないし、 料理でもこの材料がなければ別のもので代用する、といった具合に そのほうがうまくいくことのほうが多いということも、わかっています。 しかし、その姿勢が全く通用しない場所があります。 小学校。 学校はいろんなものを用意させます。 「さんすうセット」や給食袋、リコーダー、鍵盤ハーモニカ。 ノートにしたって、「8字ますノート」ではダメで「12字ますノート」、 「100字漢字ノート」はダメで「104字漢字ノート」、 「10ミリ方眼ノート」と「8ミリ方眼ノート」の両方が必要・・などなど。 どっちだっていいじゃん!と叫びたくなる母の言い分は無視され、それでなくてはいけないのです。 冬休みの書き初めの宿題のときから、下の娘に「墨汁がなくなっちゃった。買って。」と言われていたのに、忘れていた私が悪かったのはわかっています。 「明日は校内書き初め大会よ。」と言われて買い忘れていたのに気がついたのはもう夜。 しまった。墨汁ないなら、絵の具を使いなさいとは言えないし。 「書き初め大会は何時から?」と聞くと 「3時間目。20分休みが10時40分に終わるから・・」 「わかった。ママが明日の朝買って、靴箱に入れておいてあげる。」 学校のそばにスーパーがあるから楽勝だわ。自転車でスーッと行ってくればいいから。 私は翌朝10時開店のスーパーに駆け込み、文具売り場を見ました。 ない。 売り切れだ。イヤな予感がしました。 すぐに別のスーパー、また別のスーパー、もうひとつ別のスーパー、最後にこの辺りで一番大きなお店のダイエーにも行きましたが、どこも全部売り切れ。 しまった。この付近の小学校はみんな書き初めをするから買い尽くされてしまったらしい。 困った、どうしよう?家に戻って車でとなり町のイトーヨーカドーに行こうかしら。 でもあるかわからないし、3時間目には間に合わないかも。 だいたい、最近文房具屋さんが減ってしまったのがいけないのよね。 文房具屋さん、そういえば学校のそばに古い文房具屋さんがあることを思い出しました。 流行らないためか開店時間がまちまちで、いつ開いているのかわからないヘンなお店です。 小学校の名札を買いに行ったのに、いつも閉まっていて、何度も足を運んだことがありました。 でも試しに覗いてみると営業していました。 ああよかった、とガラガラ戸を開くと奥から店と同じくらい古びたおばさんが出てきました。 「墨汁ありますか?」と聞くと 今どき珍しい硝子戸の棚から出してくれました。 ホコリをふくのももどかしく受け取り、小学校に行くと、セーフ! 10時35分でした。 娘が帰ってきたら、墨汁を買うのがどんなに大変だったか話してやろうと待っていると、 「ただいま。 ママ、あの墨汁固まってたよ。」 ・・・古すぎたのか _l ̄l○ 夕ごはん *長芋と塩昆布のあえもの *豆腐とシイタケの煮もの *ほうれん草とトマトのサラダ *ブロッコリーと豚肉の塩炒め *一口カツ *豆腐とえのきの卵スープ *小松菜と油揚げの煮浸し *モヤシとベーコンのソテー *大麦のトマトスープ *豚肉とキノコの炒め物 *大根とニンジンの煮もの *かぼちゃとインゲンのソテー *豚肉のケチャップ炒め *かぼちゃのとニンジン、大根、シイタケの煮もの
by zondag_y
| 2012-01-16 15:02
| 毎日の夕ごはん
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