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新宿です。 新宿の紅葉はあまりキレイではなかった。 というか新宿全体がパッとしないんですよね。 やっぱりエコノミックリセッションのせい?なんて思いながら歩いていたのですが、それより高層ビルが薄汚れてきているためだからだと思います。 石原都知事が都庁の老朽化による維持費が都政を圧迫していると言っていましたが、確かに都庁は汚くなりましたね。 その他のビルも建ったのが遠い過去になってしまったように、輝きを失ってしまっています。 でもたかが二十年くらいでしょ。それでこんなに汚くなってしまうのは問題だと思います。 建物が白っぽいからいけないんです。 日本人は白い色が好きだから、計画では「白くてキレイなビルが出来るぞバンザ〜イ」と思っていたのでしょうが、白は汚れるんですから汚れが目立たない色を選ばないと。 その点ヨーロッパ人は、新しいのか古いのかわからないようなレンガで街を作っているので賢いですね。 日本人は江戸時代からスクラップ・アンド・ビルドの精神で、汚くなったらすぐ建て替えればいいやと思っているのが問題。超高層ビルを建て替えるのは税金がいっぱい必要なんですから。 そんなことはさておき、なんで新宿に行ったかというと、これ。 篠山紀信展。 実はあんまり期待していなかったんですよね。「キシン」というとコマーシャリズムとかセンセーショナルとかいうキーワードが浮かぶし、十数年前に見た展覧会も私はあまり感心しなかったし。 ですが、今回はびっくりしました。すごかった。 普通は写真を見るとレンズの後ろにいるカメラマンを感じるものです。その人ならではの切り口、撮り方が作品の個性となって現れるものです。 しかし、篠山作品にはあのモジャモジャ頭のオジサンの影を感じないのです。 スターの写真は、ただその人のスター性が光り輝いて映しだされています。 展示にも 「篠山の写真は、スターたちの虚像を暴くといったことを目指すものではありません。あくまでスターがスターとして最も輝く瞬間を捉える」とありました。 確かにファンが見たい女優(俳優、アイドル)の一番すばらしい姿を捉えているんですよね。 むしろその人のスター性は、篠山によって造られたともいえるのかもしれません。 そんな写真を撮るには「写真の神様」が降りてこなくてはならないのだそうです。 「被写体へのリスペクト」と言っています。 スターをスターらしく撮る。それが篠山写真のすごいところです。 この展示会では写真に額が無いのに驚きました。 そのまま壁にペタリと貼ってあります。写真でもなく多分印刷でしょう。ところどころ継ぎ目が見えます。これは元々ポスターとして撮影したものが多かったから、その雰囲気を出そうとしたのかな。 それから何故かヌード写真コーナーにだけ制服着た警備員が二人も立っていました。 真面目くさって立っているけれど、一日中宮沢りえのヌード写真を見ているのってどんな気分でしょうね?
by zondag_y
| 2012-12-01 13:31
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